鼻うがいの習慣と効果 ― 薬に頼らないセルフケア

鼻うがいといえば、これまでニールメッド社の「サイナスリンス」を使っていた筆者ですが、もっと水勢が強くて使い勝手の良い製品がないか探していたところ、小林製薬の「ハナノア デカシャワー」に出会いました。
価格は定価1,848円のところ、筆者は1,327円で購入しました。濃縮原液が10包付属していることを考えると、サイナスリンス(1,100円)と比較して若干高いものの、それでも手頃な範囲です。容量は250mLと、サイナスリンスの240mLとほぼ同等です。実際に使ってみると使い勝手に違いがありました。
「ハナノア デカシャワー」とは?
「ハナノア デカシャワー」は、小林製薬が販売する家庭用の鼻洗浄器具です。花粉やハウスダスト、雑菌などを鼻の奥から洗い流すことを目的とした医療機器で、使いやすさと安全性に配慮した設計が特徴です。
仕組みと使い方
この製品は、30mLの専用濃縮原液と、約250mLの洗浄ボトルで構成されています。使用前に原液をボトルに入れ、水道水(40℃以下)で目盛りまでゆっくり注ぎ、泡立ちに注意しながらよく混ぜます。250mLと大容量なので、何度も洗浄できることも長所の一つです。
使用時は、ノズルを片方の鼻に当て、顔を少し下に向けた状態でボトル中央を押します。洗浄液はシャワー状に鼻腔内へ流れ込み、反対の鼻や口から排出されます。洗浄後は優しく鼻をかみ、残った液を排出します。
購入と価格
製品は洗浄器本体+原液10包入りのセットが税抜き約1,700円、税込でおよそ1,870円ほどで販売されています。
使い勝手で感じたサイナスリンスとの違い
まず感じたのは、ノズルの形状と水流の違いです。サイナスリンスは噴出口が1つで、太めのノズルが鼻の穴に入りにくいのに対し、ハナノアは小さめの穴が3つあり、しかもノズルが細長く作られているため、鼻の奥までしっかり届きます。この構造のおかげで、水勢もより強く感じられ、しっかりと洗浄されている感覚が得られました。
また、ボトルの口が広いので、計量スプーンで食塩を入れるのも楽です。サイナスリンスのように小さいボトル口で苦労することもありません。キャップの密閉性も良く、液漏れの心配もありません。サイナスリンスよりも、細かい所まで考えて作られていることが分かります。
筆者はコストを抑えるために、付属の原液ではなく、塩化ナトリウム(食塩)を0.9%濃度に調整し、37℃程度のぬるま湯に溶かして使用していますが、それでも十分快適に使えています。

あき爺
流石に日本製だ。使いやすいね!
まとめ
「ハナノア デカシャワー」は、鼻の奥までしっかり届く設計と十分な水量で、鼻うがい初心者から経験者まで幅広く使える信頼性の高い製品です。サイナスリンスと比べて細やかな工夫が多く、快適な使い心地に満足できるはず。
花粉症や鼻炎でお悩みの方、毎朝スッキリしたい方に、ぜひ一度試してほしいアイテムです。